慈恵病院は、「こうのとりのゆりかご」や「SOS赤ちゃんとお母さんの妊娠相談」の活動を通じ、経済的に困難な状況にある女性やご家族に接してきました。そして、その支援をしていきたい思いを温めてきました。

 

「子どもの貧困」が社会問題化していますが、行政は財政難にあり抜本的解決策を提供しにくい状況です。だからといって、この問題を放置するわけにはいきません。いずれは社会全体にその影響が及びます。行政任せにせず、民間として何かできることがないか模索すべきではないかと考えます。

 

最近広まってきた「子ども食堂」の取り組みは、地域で子どもを育てるという意味で素晴らしい活動です。周囲の大人がお手伝いをすることで、お子さんや親御さんの助けになるかもしれません。さらに、企業という組織単位で「子ども食堂」に取り組めば、これまでとは違う展開ができるかもしれません。病院の特性が役立つことも考えられます。

 

まずは、お子さんにとって居心地の良い場所を提供することから始めたいと思います。
1週間に1回、みんなで集まって食事を囲み楽しく過ごします。
お子さんたちが毎週木曜日を楽しみにして集まってくれればうれしいです。
また、それが結果として、がんばっているお父さん・お母さんのお手伝いになる事も願っています。

 

最後に、この活動が長く続くためには、私たち病院の努力と皆様のご支援が必要です。
どうぞ、ご理解とご協力の程よろしくお願い申し上げます。

 

平成28年4月28日 慈恵病院 副院長 蓮田 健