お雛祭り
2018-03-20
3月3日、お雛祭りでした。
当院では昼食に、ちらし寿司をご用意しました。
お雛祭りのメニューと言えば、ちらし寿司を思い浮かべる方が多いかと思いますが、
なぜ、ちらし寿司か、ご存知でしょうか?
平安時代、お祝いの席では「なれ寿司」が食べられていましたが、「なれ寿司」とはサバ寿司のような寿司で、
見た目が少し地味でした。
お雛祭りは春に、女の子の成長と健康を祝う行事なので、エビや菜の花など、色鮮やかな食材を色々あしらって、
具だくさんで華やかなお寿司に変化したと言われています。
また他にも、ハマグリのお吸い物やひなあられ、甘酒等をご用意しました。
ハマグリは元々、対になっていた貝殻同士しかぴったり合わないため、仲の良い夫婦を表し、
一生一人の人と連れ添うことができますように、との意味が込められています。
ひなあられは、昔、「ひなの国みせ」と言って、雛人形に野山や海辺の景色を見せてあげるという風習があり、
その時、ごちそうと一緒に持参したお菓子だそうです。
その色にも意味があり、白、赤(桃)、緑の3色の場合、
白は大地、赤(桃)は生命、緑は木々のエネルギーを表しているそうです。
なお、白、赤(桃)、緑、黄色の4色の場合は、四季を表すそうです。
日本に昔から伝わる行事食、今後も大事にしていきたいものです。