報道や新聞でご紹介がありましたとおり
今年1月から協議を重ねてきた
「困窮妊婦保護施設(エンゼルルーム)」設置の許可が下りました。
これから、改装など始まり何かと慌ただしくなります。
この施設の許可が下りる前にも、やむにやまない事情があって
緊急避難的に受け入れた妊婦さんがいました。
そんな彼女たちが経験してくれたことは、私たちにも様々な学びがありました。
毎日三食、食事があること。
「ご飯食べた?」と聞いてくれる人が居ること・・・
心を尽くして作ってくれる人がいること・・・
そんな「当たり前」を経験したことのない彼女たち・・・
食事の大切さを痛感しました。
そんな彼女たちが自分にできることがあればと地元のテレビ局や新聞社などに経験談として語ってくれました。
今回のこの施設には、そんな彼女たちの声が反映されたと思っています。
駆け込んできた当初は、なかなか心を開いてくれなかった彼女たちが
「自分と同じつらく孤独な思いをしないように・・・」そう言ってくれるようになって。
声をあげてくれて。
相談員をしていて、その境遇に同情をして泣くということはありませんが
自分のことで精いっぱいだった彼女たちが「自分と同じつらい思いをしなくていいように」と
他人を思いやれるようになってくれた時、熱いものが胸にこみあげます。
ここを頼ってくる人たちが安心・安全に心身ともにリラックスして出産ができますように。