【2016年の記事】
2016-06-30ネームホルダーと腕章
お子さん用にネームホルダーを準備しました。
お顔は覚えていても名前を知らないケースが
ありましたので、より良いコミュニケーションを図るために
ネームホルダーを導入しました。
学校やアレルギーの有無などで、ケースの色も違います
大人の人数も多くなってきました。
スタッフとわかるように腕章も準備しました。
職員もたくさん参加してくれるので助かります。
和気あいあいと楽しく活動しています。
第9回エンゼルこども食堂
熊本は地震よりも水害に警戒が必要な地域です。
梅雨に入って心配していましたが、6月20日の夜に激しい雨に見舞われました。
病院の周りの道路が冠水しました。
幸い、床上まで水が上がることなく引いていきました。
梅雨空でしたが、時間になるとお子さんたちが続々と受付に来てくれました。
今回も栄養士の上田室長が、がんばってメニューを考えてくれました。
今回のメインディッシュは、サーモンのムニエルです。
熊本市の台所、「田崎市場」の「鮮魚商 浅井」様からいただきました生サーモンの
切り身を使わせていただきました。
とてもきれいで、お刺身にしたいほどです。
子どもたちのために、骨抜きまでしていただきました。
社長の浅井様は、「子どもたちに食べさせて欲しい」との熱い思いで支援して下さいました。
お気持ちもうれしいです。
ありがとうございます。
鮮やかな色のミニトマトは、6月9日にご紹介しました、安井様からのご支援です。
いつもありがとうございます。
12リットル(!!)のバニラアイスクリームです。
ご支援いただいて冷凍庫に保管していた物を使わせていただきました。
50人のお子さんでも十分なボリュームです。
今回は、蓮田健副院長のリクエストで、「コーン炊き込みごはん」が
加わりました。
北九州に学会出張したときに美味しかったそうで、その再現です。
コーンとバターの香りで、おかわりしたくなる美味しさです。
お子さんたちも、モリモリ食べてくれました。
48名のお子さんが参加してくれて、にぎやかな夕ご飯になりました。
食べるのが落ち着いた子はシスターとジャンケンで遊んでいました。
シスターは隣の幼稚園の先生ですから、子どもと遊ぶのは、お上手です。
蓮田副院長の中学時代同級生、谷本様から、パンの差し入れをしていただきました。
「田中屋のパン」は、35年前の中学時代に学校売店で販売されていた懐かしいブランド
だそうです。
おやつや明日の朝ご飯として、お子さんたちに持って帰っていただきました。
こども食堂終了後はスタッフミーティングです。
今回の反省点を踏まえながら、来週の計画を立てます。
ちなみに、「7月7日は流しソーメン!」だそうで、楽しみです。
改善しなければいけない課題は多いですが、こども食堂は大人も楽しんでできる活動
です。
第8回エンゼルこども食堂
今回は、鹿児島から『風船企画 とまら~ず』様がお越しになりました。 「ピエロが来る」ということで、子ども達は楽しみにしていました。
宿題をがんばっています。 小学生2人、中学生2人が勉強していました。
今回のメインディッシュは、「チキン南蛮」です。 宮崎が発祥の地ですが、熊本でもよく食べられる料理です。
スイカは、植木町の松本様ご夫妻からいただいた物です。 スイカ栽培50年以上の大ベテランです。
熊本県はスイカ生産が全国一ですが、その中でも 植木スイカはブランドです。 とっても甘くて美味しいスイカです。
りっぱな長芋は長野県の『NPOホットライン信州』様から送っていただきました。 これをお好み焼き風の料理に仕上げました。
大人でも十分なくらいのボリュームです。 チキン南蛮が初めてのお子さんもいましたが、好評でした。 小学生でもおかわりをしていました。
子ども同士でお話もはずんでいます。 最近は地元の城西校区だけでなく、お隣の花園校区からも 来てもらえるようになりました。 小学生だけで校区外に行ってはいけないため、親御さんを始め、大人が送り迎えを します。
食事が一段落したところで、いよいよピエロの登場です。
『とまら~ず 風船企画』は鹿児島市の吉永様ご夫妻が 運営なさっています。
子ども達は興味津々です。 「ピエロはこわい」と心配する子もいましたが、実際には全然大丈夫でした。 と言うより、大人気で、「次はいつ来てくれるの?」とスタッフに聞きに来るくらいでした。
吉永様からは、北海道産アスパラガスの差し入れもいただきました。 これをバターソテーにしました。 たくさんいただいたので、54人に十分行き渡りました。
ご支援品のお菓子をお土産に持って帰るお子さんもいます。 多くの方々のお力添えのおかげで、子ども達が楽しみにしてくれる こども食堂を開催することができます。 本当に感謝です。
親御さんからいただきました
小学生の女の子が図書カードを寄付してくれました。
お母さんから、「こども食堂にお世話になっているから持って行きなさい」
と言われたそうです。
お心遣いいただいて嬉しいです。
子ども向けの絵本などの購入に使わせていただきたいと思います。
美味しそうなタマネギとジャガイモです。
これも親御さんからいただいた物です。
エンゼルこども食堂は無料のサービスです。
利用していただくお子さんから物品をいただけば、
他のお子さんが気にされるのではないかと心配もします。
ただ、お家に余裕のある物品で支援していただくのは、ありがたいと
思い、遠慮なくいただきました。
慈恵病院は地震の際に全国の方々から支援していただきました。
その中で、「お互い様だから」とおっしゃった方がいらっしゃいました。
慈恵病院もそうありたいと思います。
私たちも、また何時助けていただくことになるかわかりません。
周りに助けられながら、私たちにできる支援を気負わずに続けていきたいと思います。
たくさんのご支援金をいただきました
熊本市再生資源協同組合理事長の西原茂雄様が慈恵病院にお越しになりました。
エンゼルこども食堂へ100万円のご寄付をいただきました。
日本再生資源事業協同組合連合会を通じて、熊本地震への義援金が集められたそうです。
その一部をエンゼルこども食堂に、とご案内いただきました。
全国からいただいた貴重なお金です。
支援していただいた方々の思いにお応えできるように使わせていただきたいと思います。
「夕食がないので、お腹が空いて眠れない」
「お腹が空いたので万引きした」
「ランドセルや制服を買うお金がない」
「高校の修学旅行代を払えない」
数は多くありませんが、このように経済的に厳しいお子さんがいらっしゃいます。
エンゼルこども食堂では、そのようなお子さんの経済的支援を計画中です。
今回いただきましたお金を活用させていただきたいと思います。
日本再生資源事業協同組合連合会の皆様、西原理事長、ご厚意に深く感謝申し上げます。
ご寄付いただきました
松合食品様からお醤油、お味噌、甘酒をいただきました。
「全国醬油品評会」にて「農林水産大臣賞」を受賞したこいくちしょうゆ「さくら」と、
無農薬栽培の大豆でつくった淡口しょうゆです。
1回に50人分以上のお食事を準備しますので、必要な調味料も大量です。
本日のこども食堂に使わせていただいたいと思います。
ありがとうございました。
島田様からは、収穫したての枝豆をいただきました。
ありがとうございます。
子どもは枝豆が大好きです。
さっそく枝付きのまま茹でて、こども食堂のメニューにしたいと思います。
第7回エンゼルこども食堂
今回は上田栄養管理室長の発案で、マグロ漬け丼です。
いつも彼女がメニューを考えるのですが、「そろそろ魚を」と考えたようです。
ただ、子どもが好きな魚というのは難しいです。
骨のこともありますし‥
買い求めたのは、熊本県天草産の本マグロの中落ちと、沖縄県産キハダマグロの
赤身です。どちらも冷凍物でなく、生です。
上田室長は午前5時半に、熊本市の田崎市場に向かいました。
解体されたマグロの身をいただいてきました。
りっぱなマグロですね。
こちらは、熊本市西区で野菜を作っていらっしゃる安井様です。
これまで、タマネギ、キャベツ、ピーマン、タケノコなど沢山のお野菜を
ご支援いただきました。
今回もJAグループ様からお野菜をいただきました。
肉じゃが、サラダの材料にさせていただきました。
お味噌やゼリーなど、ご支援いただいた品々で
メニューを組み立てました。
夕方5時頃になると、子ども達が次々に受付にやってきます。
だんだん蒸し暑くなってきましたので、汗をかいて来る子も少なくありません。
西山中学校の二人は宿題を頑張っています。
赤身も中落ちもあっさりしていて、脂っぽさがありません。
美味しいだけでなく、健康にも良さそうです。
子どもの食事としても安心感があります。
マグロが苦手な子がいないか心配しましたが、
全体で2人だけでした。
みんな喜んで食べてくれました。
もちろん、おかわりも沢山ありました。
修道院からは3人のシスターに来ていただきました。
こちらはベトナムからお越しになったシスターです。
蓮田健副院長はワンボックスカーでお子さんをお家まで
送り届ける役です。蓮田副院長の実弟で事務の前田裕次長と二人で
お子さんを送っています。
18時以降は子どもだけの外出が禁じられていますから、これも大事な
活動です。
お子さんと会う回数が重なると、だんだん会話もはずんできます。
最初は大人の方から話しかけていたのですが、
最近はお子さんの方から話しかけてくれることもあります。
今回は54名のお子さんに参加していただきました。
にぎやかです。
来週はピエロが来てくれるそうで楽しみです。
第6回エンゼルこども食堂
一人で宿題を頑張っています。
もうすぐ17時の食事開始です。
今回はバーベキューです。
九州歯科大学准教授の永松浩先生からたくさんのお肉をいただきましたので、
これを基にバーベキューを企画しました。
バーベキューを計画しましたところ、JAグループ様より立派なトウモロコシと
アスパラガスをいただきました。
JA熊本中央会・連合会の桑鶴 課長には第1回から毎回応援に来ていただいています。
継続的にご支援いただけるとの事で心強いです。
職員食堂前のバルコニーにバーベキュー台を持ち出しました。
バーベキューになると子どもも大人もテンションが上がります。
9種類の味を用意した、かき氷も好評でした。
今回は55人のお子さんに参加していただきました。
バーベキューがおかずだとご飯が進むそうで、おかわりが続出しました。
永松先生のおかげで、お肉は足りたのですが、オニギリが足りなくなりました。
あわてて追加のお米を炊いた次第です。
オレンジ歯科医院院長の満田貴子先生には、無料の歯科検診をしていただきました。
結構な虫歯が見つかったようです。
優しくて気さくな先生なので、子ども達とのお話も自然です。
満田先生にはバナナの差し入れもいただきました。
こども食堂でいただく子、お家に持って帰る子と様々でしたが、みんなに行き渡りました。
満田先生、ありがとうございました。
第5回エンゼルこども食堂
今日もみんなでがんばります。
本田副看護部長も割烹着を着てハマっています。
エンゼルこども食堂5回目にして、初めて勉強をする子が出現しました。
食事が始まる17時まで宿題を頑張っています。
ただ、ほとんどの子にとって勉強は二の次です。
遊ぶことと食べる事が大好きです。
けれど、それが子どもの自然の姿だと思います。
難しいことは抜きです。
エンゼルこども食堂の事を好きになって、また来てくれれば十分です。
今回のメニューですが、栄養士から、「エビフライはどうですか?」と
提案がありました。
大賛成です!
子どもが大好きなメニューです。
実際に盛りつけられたのは、エビフライだけではありません。
白身魚のフライ、トリの唐揚げ、ポテトなど子どもが大好きなものばかりでした。
具だくさんの豚汁やフルーツの盛り合わせもあります。
今回もほとんどの食材をご支援いただきました。
病院で購入した物は、タルタルソース用の卵など少数です。
ご支援のおかげで、32人のお子さんにボリューム感たっぷりの料理を提供することが
できました。深く感謝申し上げます。
かなりのボリュームでしたが、みんな良く食べてくれました。
男の子チームの食べっぷりは見事です。
小さな子も時間をかけながら、頑張って食べてくれました。
今回のこども食堂では七夕の短冊作りもありました。
九州ヘルメット工業所社長の岡橋太郎様よりご提案いただいた
企画です。
岡橋社長は毎年阿蘇に七夕の短冊を飾っていらっしゃいます。
地震に見舞われた阿蘇を元気づけたいと、七夕に向けて活動
なさっています。
食事の後に、子ども達がメッセージを書いてくれました。
それぞれ思い思いのメッセージを書き、たくさんの短冊が
出来上がりました。
ちなみに、この短冊は風で飛ばないように
アクリルでできています。針金で笹に取り付けるそうです。
今回は、オレンジ歯科医院の満田貴子院長がお越しになりました。
次回のこども食堂で無料の歯科検診をして下さるそうです。
満田先生は慈恵病院でお生まれになって、妊婦さん向けのレクチャーも
していただいています。そんなご縁で、無料検診をご提案いただきました。
満田先生、よろしくお願いします。
第4回エンゼルこども食堂
今回は大分県九重『オーベルジュ ア・マ・ファソン』のオーナー、小幡シェフに
来ていただきました。RKKテレビの夕方番組にも登場されるので、ご存じの方もたくさんいらっしゃると思います。
小幡シェフは、かつて慈恵病院の近くでレストランを経営なさっていました。
慈恵病院の産後食メニューをご指導いただいたご縁があります。
地震の影響で休業なさっているのですが、こども食堂のために駆けつけてくださいました。
シェフ自ら卵を焼いていただいてのオムライスです。
フワフワで、「お家とちがう!」と大人気でした。
ちなみに、卵150個とマッシュルームを購入しましたが、
その他の食材は、ご寄付いただいたものばかりです。
JAグループ様からは、野菜のご寄付もいただきました。
皆様に感謝申し上げます。
シェフの他、ホールスタッフ、キッチンスタッフの
方にも来ていただきました。
出来上がったオムライスは、ひとりずつサーブされます。
レストランみたいです。
修道院からシスターがお二人きていただき、
お子さんのお世話をしていただきました。
「おいしいっ!!」
3歳の女の子でも完食でした。
小幡シェフの効果で、58名のお子さんが参加してくれました。
とっても賑やかでした。
テレビ局2社、新聞社1社からも取材に来ていただきました。
畳の間は食事が終わった子たちの遊び場です。
4歳の女の子は、「見てみて!」と得意技のブリッジを披露してくれました。
震災で休業中にも関わらず、子ども達のために駆けつけていただいた
『ア・マ・ファソン』の皆様には深く感謝申し上げます。
早く皆様のご活躍の場が復活されることをお祈り申し上げます。