慈恵病院 無痛分娩

過ごし方過ごし方
無痛分娩中は、さまざまな角度からのチェックを常に行い、厳重な安全管理のもとでお過ごしいただきます。いくつかの注意点をお守りいただき、安全でリラックスしたお産を迎えられる準備をしましょう。
お部屋

無痛分娩中は血圧、心拍数、内診所見といった産婦さんのチェック、赤ちゃんの心拍モニターのチェックが必要となりますので、原則として分娩室にてお過ごしいただきます。陣痛が弱く、麻酔をほとんど使用しない状況でしたら、陣痛室で待機していただく場合もあります。

飲 食

陣痛が本格的に始まったら、食事や固形物の摂取をストップしていただきます。氷は召し上がっていただけますので、助産師にお申し付けください。
また、帝王切開の可能性が低い産婦さんの場合、清澄水(水、スポーツドリンク、果肉を含まないジュース、炭酸飲料、お茶、ブラックコーヒー)であれば、無痛分娩中もお飲みいただけます。

 

なお、水分不足がないように、無痛分娩中は点滴で水分を補充します。無痛分娩のチューブが入ったものの、陣痛が弱く時間がかかるときには、軽食を摂っていただくこともあります。

安静度

無痛分娩中は、原則としてベッドの上でお過ごしいただきます。麻酔の影響で足に力が入りにくくなり、転倒する恐れがあるからです。また、産婦さんや赤ちゃんの健康を確認するために、血圧計、心電図、胎児心拍モニターなどを装着していただきますので、歩行は難しくなります。

トイレ

麻酔薬の効果で陣痛の痛みが和らぐと、尿をしたい感覚もなくなります。排尿しないまま尿が膀胱に溜まり続けると膀胱に負担が生じますので、助産師が定期的に膀胱に管を入れて尿をお取りします。麻酔薬が途切れて麻酔効果がない時間帯でしたら、トイレに行っていただくことも可能です。

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